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T大ママ知育ブログ

T大院卒Dr・ヨルママが、息子・トン坊に知育グッズを色々試してみる日記。

ロボット教育用キット比較レビュー(SPIKE)

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ロボット教育用キット比較レビュー(SPIKE)

(1)ロボット教育始めました。

早生まれ年中の息子にロボットキットを買ってみました。 母も大学の頃はロボット作ったりは好きでした。買う前から親の方がワクワクしてます‼︎ 子供向けキットといえども私の学生の頃とはメモリ性能等々価格が全く違って、高性能です!

購入したキットはLEGOの『SPIKEプライム』‼️ 『EV3』と『WeDo』と『SPIKEベージック』と『SONYのブロック』と『ロボコン推奨のユカイな生き物』と6種比較して、選んだのがLEGO販売会社アフレルの「プレフルラボ」セットでした。
その他、講座も教室型から通信教育タイプなども色々ありますが、私が今回購入したのはオンライン動画とpdfテキストのプレフルラボです。
理由は安いからと、モデルデザインが可愛く子供が喜びそうだったからです。

LEGOのデフォルトアプリだけだと親が電子工作やプログラミングが得意でもやや味気ない印象は受けました。
通塾タイプは90分9000円とビックリする価格設定です。園でも通っている知り合いも多く需要はあるんだなぁと感じています。ハード代自体が高いので、講座代を抑えられるとリーズナブルです。
半導体不足と円高という世界情勢のあおりを受けて最近どんどん値上がりしています。


【教育用簡易ロボットキットの比較】

・高性能の『EV3』
価格¥74250
残念ながら販売終了が近いです。C言語とJavaに対応してプログラミング教材として親も欲しいレベルでした。 色味が灰色ベースで園児には味気ないのが残念です。4足歩行のゾウとか作ってみたかったです。

https://legoedu.jp/ev3/

https://afrel.co.jp/product/ev3-introduction/



・後継機のマインドストーム『Inventor』

価格¥42980

正直、SPIKEとの性能差があまり感じられませんでした。CもJavaも使えないし…だったら、教育用として子供受けのモデルも多く、日本語動画説明付き(プレフルラボ)だったり、人形付きだったり、色味がカラフルだったり、低年齢から楽しめる工夫が多い方が園児には向いていると思いました。 SPIKEでもカラーセンサーやモーターは買い足せますので、四足歩行ロボットや高機能のラインセンサーなども工夫次第で製作可能なように感じましたが、そこは自分で触ってないのでよく分かっていません。
Inventorはスマホでプログラミングしたりスマホをコントローラーに出来るそうなので、そういう意味では小さい園児向けかもしれません。
SPIKEの拡張セットよりはコチラを買うかも。SPIKEと互換性がありそうですが、どれくらいあるのか情報があまりありません…。
https://www.lego.com/ja-jp/themes/mindstorms/about




『WeDo』
価格¥44770(アフレルモデル&テキスト代込み)
販売終了が近くWindows10のサポートが微妙そうでした。音センサーが欲しかったものの、性能はオモチャ程度。複数の入出力を操作しにくく、ロボコンを目指す程のやり込みには応えてくれなさそうでした。ワニや恐竜とか子供が食い付く公式設計図の種類が多く、とりあえず子供に興味を持ってもらいたければ良い教材だと思います。

WeDoのターゲットは子供がまだロボットに興味はないけど、親がロボット教育をさせたい層だと思います。

アフレルで単品販売が無いのでしょうか。単品今は3万円くらいだと思います。テキスト要不要で悩むのならZ会の方が初期費用は抑えられるかもしれません。

https://education.lego.com/ja-jp/products/-wedo2-0-/45300#レゴ-wedo20-基本セット



『SPIKEベージック』
価格¥39820
悩んだものの、WeDoに多い動物設計図が少なく、やや勉強寄りの課題が多いです。推奨年齢どおり小学校中学年なら自力で楽しめそうでした。
プレフルラボのプライムの方が、動物モデルは充実している印象を受けました。どうせなら最初からプライムにして、プライムのキットを追加購入していって充実させた方がロボコンデビューまでの支出が減るかなと考えました。
機能としては入出力ポート2つ。プライムが6つなので…カラーセンサー1つ、モーター2つで左折右折可能なライントレーサーすら作れないです。
ベーシックのターゲットはおそらく…SPIKEプライムが難し過ぎると感じる層です。現状の親世代でプログラミングやロボット経験がある割合は多分1%も居ません。そういったITが苦手な親がターゲットに思います。
https://education.lego.com/ja-jp/products/lego-education-spike-essential-set/45345



・SONYのキット 『KOOV』
価格¥54868
Z会ともコラボしてSPIKEよりも低い年齢から手軽に楽しめそうですが、ロボットキットのシリーズが充実したLEGOとは互換性が低くて今回は断念しました。
デザインが可愛い点が魅力です女の子ならSONYの方が食い付くかもしれません。
KOOVのターゲットはロボット教育はしたいけど、LEGOは買いたくない親…でしょうか?KOOVとユカイ工学で充分と考える人も居るのかもしれません。
加速度センサーが付いています。SPIKEハブのジャイロ機能とどう違うかは私はわかりません。赤外線センサーでライントレーサーを作る事になりカラーセンサー付きのSPIKEと最も異なる点はそこだと思います。カラーラインによって動きを変える等の複雑なライントレーサーは難しく、ロボコン向きではないかもしれません。
カラーセンサーの販売は法人のみだそうです。ロボット教室優先のビジネスモデルなのかもしれません。入出力はおそらく7個とSPIKEより多そうです。
ブロックの色が半透明でカラーセンサーに検知させる事が出来ません(笑)。デザインはオシャレなんですが、残念ですね…。
https://www.sony.jp/koov/




『ユカイな生きもの』
価格¥
価格も安く財布のハードルは低いです。でもボディを工作で自作しないといけないので、園児にはやや難しい印象を受けました。まずはキットでライントレーサーなどを遊び尽くしてから、自作に入った方が苦労も支出も少なそうに思いました 。
リーズナブルですし、おそらくロボコンに挑戦したくなったら買います‼︎
https://kurikit.ux-xu.com/robotkit/



『BricQ モーション プライム』
価格¥18480
電子工作やプログラミングのキットではなく、物理体験学習が出来るLEGOセットです。 ロボコンで高評価を得たければ物理の知識の活用は必要になってきます。 正直、即戦力になる小手先の言語ノウハウよりも、基礎の物理知識は後からゆっくり学習できないので、若い人材には基本の理論を求められる事も多いです。
https://education.lego.com/ja-jp/products/lego-education-bricq-motion-prime/45400#bricq-モーション-プライム



【SPIKEプライムの使用感】

・『SPIKEプライム』
価格¥61050
https://education.lego.com/ja-jp/products/-spike-/45678#spikeプライム
レッスンプラン(組み立てモデル)
https://education.lego.com/ja-jp/lessons
プレフルラボ
https://ev-3.net/playfullab/

C言語やJavaに非対応な点は残念です。私の時代はマイコンはベーシックが多かった印象です。Pythonは触った事がありません。 アフレルオプションのプレフルラボ講座は、設計図のモデルも動物など可愛い物が多く、動画やホームページで細かいレッスンが受けれるので早生まれ年中でも充分楽しめました
結論としてはSPIKEプライムのプレフルラボを選んで大正解だったと思います。難し過ぎることはなかったです。
ちょっとEV3も欲しかった気もしますが、おそらくC言語を子供が触るのは中学生以降と想定して、Inventorの次世代機に期待します!現状ならプライムに追加してInventorは購入しなくても良いかな…と思っています‍。
SPIKEプライムのターゲットは「無難にロボット教育をしたい親」だと思います。ロボットキット主流のLEGOラインナップの中でも、子供向けキットながらロボコンレベルに近い高度なライントレーサーやロボットアーム作りが期待出来ます。ポートも6個とそれなりにあり、例えば色センサー2個モーター4個とかそこそこ複雑な動きも可能にするスペックを持っています。
組み立ては4歳児初見でサクサク進められます。一応テキスト言語(Python)学習にも対応、子供向けスクラッチも勿論使えます。

プライムの組み立ては、LEGO本家の赤いバケツなどよりも簡単です プライムを買う前にLEGOクリエイトのサメやLEGOシティの病院も買い与えてみていましたが、そっちの方が組み立ては難しいです。 プライムの組み立ては設計図さえ渡せば園児でもサクサク組みます。レンズのあるセンサーのみ親が触って、あとは子供メインで任せていました。
プログラミングはほぼ親です。テキストには細かく動画が付属しているので説明は動画任せ。プログラミングは難しいらしく、見せてもあまり頭に入っている印象は受けませんでした。 ハブとの接続や、プログラミングの実行ボタンは子供にクリックさせていたくらいです。9割以上親がテキストを真似して組んでいました。
それでも、自分が組み立てたブロックが動く事は喜びます。毎日「作ろう、作ろう」と強請られて、コロナ流行の自粛期間にかなり課題を消化出来ました。ご飯や睡眠以外は朝から寝るまで作っていた日もありました(笑)

SPIKEプライムのLEGO社のデフォルト課題のラインナップも一通り触ってみたところ、全体のバランスもよく、過不足なく基本的な経験が積めると感じました。 基本のライントレーサーは勿論動かせるようになります(車のドライビングベース3) 。

コースはネットに落ちてるA4用コースを家庭用プリンタで普通紙に印刷してセロテープで繋げた物で充分でした。 カラーコースなどはもう少し工夫が必要かもしれません。 その他、ロボットアームなどの課題もあり、ロボコンでも使えるパーツが沢山あります。

プレフルラボのゾウなども鼻でブロックを掴ませたりも出来て、そのまま改造させてライントレースしながら、任意のブロックを持って帰ってくるロボットにもイジる事が出来ました ペンギンの二足歩行モデルもデザインも可愛く子供が喜ぶと思います。
ライントレーサーに掴むアーム✋と運搬ブルドーザー機能が追加されたロボットは、公式の拡張セットを追加購入しても作れます。ロボコンへステップアップしたければ拡張セットはあった方が良いのかなという印象です。 ロボコンコースは3万円とお高いので実際エントリーしてからの購入で良いかなと思います。それまではプリンター自作や100均模造紙とマスキングテープやガムテープで充分だと思います。私は大学時代も就職してからもそんな程度でした。


【プログラミングの入門レビュー】

・スクラッチ入門
スクラッチは楽しいみたいです。公共放送Eテレの「Whyプログラミング」を見せています。
パソコン(ドラッグ&ドロップが難しい)よりもタッチ入力のあるタブレットの方が子供には簡単なようです。

NHKの無料サイトでプログラミングの練習も出来て、動画も流石はEテレで分かりやすいようです。MITの無料ツール(Webブラウザscratch)を無我夢中、一心不乱に弄っています。
マウス操作もダブルクリックやドラッグ&ドロップなど、少しずつ上達してきています。
4歳1人でスクラッチ触れれば上々かなと思います。


Eテレ「Whyプログラミング」
https://www.nhk.or.jp/school/sougou/programming/

MIT スクラッチ
https://scratch.mit.edu/



【ユニットプランの個別レッスンの感想】
細かいモデルのレヴューは下記に書きます!
制作順は殆ど子供が出来上がり図から興味を持ったモデルを組み立てています。


①プレフルラボ「きほんのロボット」(無料)
カラーセンサーと距離センサーとタッチセンサーと、左右の車輪の動かし方も、楽しく学べました。 カラーセンサーは9色反応するので、子供がはしゃいでアレンジし甲斐がありました。





②LEGOデフォルト「自転車」
子供のリクエストで2作目は自転車でした‍♂️ ジャイロセンサーの値を読み取って、グラフ化させるという園児には高度過ぎる課題です。 デバッグのやり方を吸収出来て、親にはやって良かった課題でした。 子供には前と後ろしか進めな点が不満だった様です。(右輪だけ回転といったモードはない)。 バランス悪いので親はいつ壊れるかとハラハラしました。子供は坂道の昇り降りは楽しかった様子です。




③「ホッパー君」 (バッタ)
歩伏前進のような変った腕の振り方で前進します。 腕を改造する課題がありますが、園児が何も考えずに適当に組むと壊れそうで怖いです。何気にけっこう上級者向けの課題だと思います。




④「サイ」
デフォルトアプリに付属してくる設計図のサイを作りました。 プレフルではないプライム公式のラインナップの中でもかなり動物っぽくて、園児には嬉しいデザインだと思います♪ タッチセンサーは鼻を追加するよりノーマルのまま使った方が感度が良いです。 サイのデザインのまま下向きにカラーセンサーを付けてライントレーサーに返信させたら子供受けも良かったです。




⑤ライントレーサー(トレーニングキャンプ3)
サイの次は、ライントレーサーに挑戦! やっぱりロボコンを目指すならライントレーサーという事で、SPIKEプライムの最終目標地点を把握する目的で製作しました。 コースは家庭用プリンターでA4出力。 動きはカクカクしてるものの、トレースはぼちぼち出来ているなロボットが出来ました 追加でロボットアームを付けれれば(公式の拡張キットにも設計図あり)、最低限ロボコンに出る技術は整いそうです。




⑥プレフルラボ「ぞう」(有料)
6番目はロボットアーム付きのゾウを組みました EV3拡張セットの目玉のゾウは四足歩行に鼻まで動く高性能でしたが、SPIKEプライムでは車に鼻型のアームが付いたタイプです。でも、見た目はしっかりゾウ!! 鼻が内側に丸まって、肉(オブジェクトブロック)を掴む事も運ぶ事も出来ます。 鼻を改造して外側に丸まるようにすれば、それなりの運搬性能を持たせられます。 更に正面に距離センサーを付けて、カラーセンサーを下向きにセットし直せば、ライントレーサーとして、ロボコンっぽい動きが可能です! ラインに沿って動かして、オブジェクトを拾って運んで…ゴールに辿り着く…といったプログラミングも可能でした‼︎ プライムの拡張セットが無くてもそれなり学習を発展させる事が可能と分かったので、拡張セットは急いで購入する必要は無さそうです。 プライムで遊び尽くして、せめてscratchはマスターした後で、拡張するなり…Inventorにするなり…ロボコンテキストセットを購入するなり…目的に合わせて検討していっても良いように思いました。 EV3が高機能と人気で製品寿命も9年くらいあったので、LEGO社としてはSPIKEも2029年くらいまで現役として大会は開いていく予定なのかなぁと予想しています。




⑦プレフルラボ「お買い物カー」(有料)
お買い物マップを印刷して、あらかじめプログラミングされた場所で買い物して帰宅するといった動きをさせます。 ロボコンっぽくて、楽しい課題でした。ストーリーも作り易くごっこ遊び感覚で出来るので、園児もノリノリ♪ 長さを測定したりとなかなか地味な作業も多くけっこう難易度は高いかもしれません。


【細かいスクラッチ体験の課題レビュー】

・壊れた魚をなおそう
(Whyプログラミング)(無料)
ウチの4歳男児はけっこうな水の生き物マニアでこの課題には食い付きが良かったです。
左クリックや、ドラッグ&ドロップ、ダブルクリックも出来ない状態から、見よう見まねで試行錯誤して…丸一日無我夢中になって…、夜には1人で自由にアレンジ出来るまでに成長しました


・多角形を描こう。
けっこう難しい計算問題でもあり、親が殆どプログラミングしました。子供も楽しそうでした。
昆虫を増やしたり…、丸を描いてと言われて…30角形を描いたりもしました。


・動物園の仲間を増やそう
(Whyプログラミング)(無料)
パソコンで絵を描いたり、スキャンするというもの。難しいですし、遠出の後で親も教える気力が尽きており、殆ど親が弄って子供は見ているだけでしたが楽しそうでした。
最後はアナログの紙にクレヨンで子供が描いた絵を取り込んで、動かすと達成感があるようでした!


・追いかけゲームを作ろう
(MITスクラッチツールのチュートリアル)(無料)
ちょっとプログラミングが複雑なのでプログラムは殆ど親が組みました。これも海の生き物の絵を使用しており、一通りゲームに熱中した後は自分でアレンジもしていました。

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